こんにちは、チマこまです。
年間100冊以上の絵本を読んでいる子育てワーママです。
今回は、3歳~のおすすめ絵本を探している方に、良い絵本がありましたので、紹介したいと思います。
等について解説していきます!
それではさっそく行きましょう!
おすすめ絵本!『ドングリ・ドングラ』
今回紹介するのは、
タイトル「ドングリ・ドングラ」 作:コマヤスカン 出版社:くもん出版
です。
この著者の方の絵本は、今回初めて手に取りました。
パッと見た印象としては書き込み量が半端じゃない、ということ。
3歳の子に話が分かるかな…?と読む前は若干不安でした。
それでは「ドングリ・ドングラ」あらすじのご紹介です。
あらすじ
最初に、遠くの火山が噴火したシーンから始まります。
トチノミたろうを中心に、森のドングリたちの話が進みます。
掛け声を上げると、全員で旅に出かけます。
意気揚々と出発した森のドングリたち。さっそくリスが現れ、何種類かさらわれてしまいます。
その後は吹雪の中を転がりながら進んだり、穏やかなところについたと思えば、油断から芽が出てきてしまったり…
さらに砂漠を経て海にたどり着きそれぞれ人間の捨てたごみを用いて船を用いて、荒れ狂う波を超えて、火山の島にたどり着くのでした。
火山にたどり着いたドングリたちの目的とは…?
最後の最後の結末は、ぜひ、実際に読んでみてください。
最後、ドングリたちの旅の最終目的を理解すると、何とも言えない感動が訪れます。
道中の様々な危険をものともしない、ドングリたちのひたむきな姿に大人は心打たれます。
子供は、身近なドングリが主人公なので話に入りやすく、絵の細かいところで毎回発見があるので、最後まで楽しみながら読んでくれました。
素敵な読後感で、大人も楽しめると思います。
おすすめポイントの紹介
こちらの絵本のおすすめポイントを紹介します。
書き込みが多く、何度読んでも新しい発見がある
先ほども触れましたが、こちらの絵本、書き込み量が半端じゃないです。
基本は線画なのですが、ものすごく細かいところまで描いています。
具体的には、1ページにドングリが何個(何匹?)あるか、ぱっと見ではわからないくらいたくさんいます。
そして、そのドングリ一人一人に個性があり、真面目そうなドングリもいれば、だるそうにしているドングリもいれば…
まるで人間のように様々な個性を持ったドングリたちの様子が描かれています。
他にも、雪山から何人か転げ落ちていたり、大きな動物の足跡があったり。姿は見えなくても存在を感じさせる面白さなど、随所に見ごたえがあります。
生きることの大変さ、生命の力強さを教えてくれる
ドングリたちが、リスに襲われるシーンがあります。
必死に戦いますが、この本は「みんな助かったね、ちゃんちゃん♪」
ではなく、いくらか本当に連れ去られていくのです。
ドングリ、捕まったの?助けられないの?
そうだね…仲間が捕まってつらいけど、ほかのドングリたちは何か大切なことがあるみたいだね
何かあったら、誰かが助けてくれる。そういった物語が大半なので、仲間が助けられない、といった話の展開に、わが子は正直戸惑っていました。
ここに生きることの大変さというものをリアルに感じられます。
また、最終場面につながる話ですが、ドングリから芽が出るという表現で、生命の力強さを感じることができます。
ドングリたちの目線、という独特な話なので、子供が喜ぶ
ドングリ目線なので、普段大きく感じないものが大きく見えるよう描かれています。
海に出るシーンでは、捨てられた靴や洗剤の容器、ほかにも色々なものが、ドングリたちの船として登場しています。
ドングリ目線で見るとこんな風に見えるんだなと子供たちには興味を持たせられる内容だと感じました。
実際に読んでみた子供の反応は?
ここまでお話しして、まあとはいえ子供の反応が良くなければおすすめとは言えないよね~と感じている方も多いでしょう。実際の子供の声は…
「これ、ドングリ?」
「ドングリたくさん!」
「まって、ここにダンゴムシ!」
「リス!リス!食べられちゃう!」
・・・といった具合に、各ページ気になるところがありすぎて、全く前に進んでいけません笑。
それくらい、子供が魅了される絵本です。
見開きページに、数えきれないほどのドングリがいますが、全員がそれぞれ違うことをしていて、しっかり個性があるところも、面白さの理由だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『ドングリ・ドングラ』の魅力が伝わっていれば幸いです。
ぜひ手に取って読んでみてください。
全体的に、子供もしっかり楽しめますが、大人への裏メッセージが随所にあふれている気がします。
成長しても楽しめる絵本として、参考になれば幸いです。
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